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コラム

恋ダンスで有名!演出振付家・MIKIKO先生の経歴やプロフィール

2019.12.10
ダンサー

日本を代表する演出振付家MIKIKO先生。近年では、振付を手がけたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のエンディングのダンスが恋ダンスと呼ばれ大きな話題を呼びました。

さらに、MIKIKO先生が2020年東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の演出チームに選ばれたことで、再び注目が集まっています。

そんなMIKIKO先生について詳しく知りたいと思う方も多いのではないでしょうか?今回はMIKIKO先生の経歴やプロフィール、振付を手がけた主な楽曲についてご紹介します!

演出振付家・MIKIKO先生のプロフィール

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  • 本名:水野 幹子(みずの みきこ)
  • 出身地:広島県
  • 生年月日:1977年8月11日
  • 年齢:42歳(2019年11月現在)
  • 身長:158cm

MIKIKO(ミキコ)先生は、1977年8月11日に東京都で生まれました。2歳の時に父親の転勤で広島県に引っ越し、28歳まで広島県で過ごします。

父親が広告代理店に勤務していたため、幼いころからライブのバックステージをのぞく機会があったそう。振付師という職業を知ったのも『米米CLUB』のライブを舞台裏で観たことがきっかけだそうです。

中学校時代にバトン部として地域のお祭りに出演。そこで人前に出ることに楽しさを感じ、高校生の時からヒップホップダンスを始めます。

  • 1996年:ダンス指導を始める(19歳)
  • 1999年:アクターズスクール広島のダンス講師となる(21歳)
  • 2000年:「MAX」のバックダンサーになる(22歳)
  • 2005年:アミューズとマネジメント契約し、振付師に転向(28歳)
  • 2006年:ダンスを勉強するためアメリカへ2年間留学(29歳)
  • 2009年:ダンスカンパニーELEVENPLAY設立(32歳)
  • 2014年:ELEVENPLAYがレディーガガのコンサートの前座を務める(37歳)
  • 2014年:自身が振付・制作した伊勢丹の宣伝動画がグッドデザイン賞を受賞
  • 2015年:『逃げるは恥だが役に立つ』のエンディングの振付を担当。(38歳)
  • 2017年:2020東京オリンピック・パラリンピックの開閉式演出チームに就任(40歳)

MIKIKO先生がアクターズスクール広島のダンス講師になった際、1期生に「Perfume」がおり、それからは「Perfume」の楽曲の振付は全てMIKIKO先生が行っています。

ELEVENPLAY立ち上げ以降、様々なアーティストの振付に携わることも増えていきました。

2016年のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のエンディングの振付が大ブームとなったことは記憶に新しいところです。

MIKIKO先生のダンス経歴について

MIKIKO先生は高校生の時からヒップホップダンスを始め、19歳になるころには若くして指導する立場になっていました。

ダンサーとしては、一世を風靡していたダンスグループ「MAX」のバックダンサーとして、全国ツアーやNHK紅白歌合戦にも出演し成功をつかんでいます。

しかし、その間も広島と東京を往復しており、広島ではダンス講師・振付師として、東京ではプロダンサーとして二重生活を送っていました。

2005年からは本格的に制作側にシフトしていき、2006年にはアメリカへ留学。そこで「日本人に合ったダンスとは何か」という課題と向き合うことになります。

帰国後のELEVENPLAY立ち上げ後は、「BABYMETAL」や「RIPSLYME」「CHEMISTRY」といったアーティストの振付やMVの演出・制作に関わっています。

また、多くのCMや『プリキュアシリーズ』を始めとしたアニメ作品、ダンスゲーム『DanceEvolution』振付を手がけるなど、現在に至るまでジャンルを問わず活躍しています。

MIKIKO先生がダンサーから演出家に転向したきっかけ

プロダンサーとして成功をつかんでいたMIKIKO先生でしたが、ある時、自分が裏から舞台を見ることに興奮することに気づいたのだそう。これは、幼少期に楽屋や舞台裏をのぞくのが好きだっことも影響しているのかもしれません。

そんな思いを抱えていたMIKIKO先生が、ダンサーから振付師になった直接のきっかけがあります。それは、2005年に所属事務所アミューズの大里洋吉(おおさとようきち)会長が舞台『DRESS CODE』を観たことでした。

実は『DRESS CODE』の作者であり演出・振付を担当していたのは他ならぬMIKIKO先生だったのです。

『DRESS CODE』の舞台に感銘を受けた大里会長から「キミは演出家になったほうがいい」と熱心に勧められたことで、MIKIKO先生は本格的に裏方の演出家・振付師として活動していく決心をします。 ちなみに、MIKIKO先生がアメリカに留学したのも、大里会長のアドバイスによるものでした。

MIKIKO先生が振り付けを担当したアーティストと代表楽曲

数多くのアーティストの楽曲を振付してきたMIKIKO先生。その中でも主なアーティストと代表的な楽曲3つをご紹介していきます!どれも有名なものばかりですので、曲を聴いたら思わず踊りたくなることでしょう!

星野源『恋ダンス』



ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のエンディングで放送されたことで有名です。かわいさとユーモアのある振付が話題を呼び、一大ムーブメントを巻きおこしました。

この『恋ダンス』の生みの親がMIKIKO先生だったのです。

アメリカのブラックダンスミュージックに、和風のエッセンスを盛り込んだ星野源さんの『恋』と、日本人に合うダンスを追求していたMIKIKO先生の相性はバッチリでした!

ちなみに、『恋ダンス』について、振付したMIKIKO先生にはある驚きがあったそうです。それは、ダンスには人柄が出るということでした。

新垣結衣さんが踊っていると、曲のテンポがゆっくりに聴こえることに驚いたとのこと。そのことで、あらためてダンスの面白さを再確認したそうです。

BABYMETAL『ギミチョコ!!』



「BABYMETAL」の『ギミチョコ!!』もMIKIKO先生が振付を手がけています。『ギミチョコ!!』は2015年にイギリス限定で発売された楽曲で、海外の批評家からも高い評価を得ています。

MIKIKO先生は「BABYMETAL」と前身のアイドルグループ「さくら学院」楽曲の振付のほとんどを手がけています。

『ギミチョコ!!』は、2016年に放送された音楽番組『ミュージックステーション』の特集「プロが選んだ振付がすごいJ-POPベスト25」で24位に選出されており、業界内でも高評価であることがうかがえます。

『ギミチョコ!!』の振付のコンセプトは「かわいい×グロい」であり、チョコを食べたくて葛藤している子供をイメージして振付したそうです。

Perfume『チョコレイト・ディスコ』



「Perfume」の記念すべきメジャーデビューシングル『チョコレイト・ディスコ』は2007年に発売されました。「Perfume」を一躍スターダムにのし上げた楽曲で、現在ではバレンタインデーの定番ソングとして親しまれています。

先述の通り「Perfume」の3人はMIKIKO先生にとって初めての教え子であり、全ての楽曲の振付を担当していました。当時MIKIKO先生はニューヨークに留学していたため、ビデオを航空便で送り振付指導をしていたそうです。

ニューヨークからの帰国後「Perfume」がすでに大人気となっており、とても驚いたとのこと。MIKIKO先生から大きな影響を受けた「Perfume」がブレイクを果たしたことで、自分のスタイルに自信を持てるようになったとのことです。

「プロフェッショナル 仕事の流儀」でMIKIKO先生に密着

MIKIKO先生が一般に広く知られるようになったのは、ドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)への出演がきっかけでした。この番組では、Perfumeの全国ツアーで演出・振付を担当していたMIKIKO先生に密着取材を行っています。

番組内では、振付を作るときの信念として安易に大衆受けを狙わず、ダンサーの身体能力や個性を引き出すことを第一にしていると語っています。

また、ダンスを始めたのが高校生だったため、周りより股関節が固いなどの様々なハンデがあったといいます。しかし、それを跳ね返すために毎日練習に打ち込んでいました。

さらに、自分の人見知りな性格もあり、表舞台に出ることに情熱を感じられなくなったことがダンサー活動をやめた理由だとも話していました。

そしてMIKIKO先生は「プロフェッショナルとは」との問いに対してこう答えています。

「自分を信じて相手を信じる。相手を信じた自分を信じること。こだわるところと相手にゆだねるところを明確にすること。」

MIKIKO先生のTwitter・インスタグラムはコチラ

MIKIKO先生は日本を代表する振付師・演出家として、日本のダンス界を語るうえで欠かせない存在となっています。

Perfumeをはじめ、MIKIKO先生が手がけた振付がきっかけでブレークしたアーティストは多く、その影響力の大きさをうかがい知ることができます。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックが、MIKIKO先生の一つの到達点となるかもしれません。どんな振付や演出で世界中の人々を楽しませてくれるか、非常に楽しみですね!

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