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ダンスの種類一覧|世界的に人気・有名な15ジャンルを紹介!

2024.02.02
ダンサー
ジャズダンスとは

この記事では、ダンスの種類一覧を紹介します。

ダンスには有名なものからマイナーであまり知られていないものまで、数多くの種類があります。

ダンスの種類を調べている方の中には、

  • ダンスを始めたいが、どんなジャンルがあるのかが気になる
  • 自分が好きなダンスは何ていうジャンルなのか?
  • それぞれのダンスの特徴が知りたい

と思っている方もいるでしょう。

そこで、本記事では世界的に人気で有名なダンスのジャンル15種類をまとめて解説!

これからダンスを始めたい、新しいダンスのジャンルに挑戦してみたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

ストリートダンスの主な種類

以下では、ストリートダンスの代表的な種類を紹介します。

ヒップホップダンス

ヒップホップダンスとは、ニューヨークのブロンクスで生まれストリートダンスから派生したダンスで、国内外ともにいちばんメジャーなジャンルのダンスです。

主にヒップホップミュージックに合わせて踊りますが、最近では歌詞に合わせて感情表現豊かに踊るヒップホップダンスも流行っています。

ヒップホップダンスには様々な種類があります。アップダウンやリズムどりを基本の動きとして多彩なステップを組み合わせた一般的なヒップホップのほか、GirlsヒップホップやR&Bヒップホップ、スタイルヒップホップなど、踊り方・使う曲の雰囲気など多種多様です。

ダンサーの好みや流行によって踊りや表現のスタイルの変化も多くあります。

ハウスダンス

ハウスダンスとは、1980年代初頭にアメリカのシカゴでハウスミュージックの誕生と一緒に生まれたダンスです。シカゴで生まれて広まったのち、アメリカ各地にも広まりました。

ハウスダンスが日本に来たのは1990年以降です。ニューヨークで「クラブダンス」として流行った時に日本でも人気が出始め、ダンスボーカルユニットのMVにも取り入れられることが増えました。

早いテンポの曲に合わせた軽やかなステップと抜け感のある踊りが特徴のハウスダンス。TikTokやInstagramでは、ハウスダンスを取り入れた振り付け動画も人気を集め、マネをして楽しむダンサーも多いです。

難易度の高い振り付けではダイナミックなフロアワークをテクニックに入れることがあります。

ブレイクダンス

ブレイクダンスは1970年代に生まれたダンスで、ニューヨークのブロンクス地区に住んでいたアフリカ系・ラテン系アメリカ人から誕生しました。

床を使い、頭や背中で回ったり逆さになったりしながら踊るのが特徴的で、”ブレイキン”という名前でも親しまれているダンスジャンルです。

ブレイクダンスは、DJ・ラップやMC・グラフィティ(街に描かれた落書き)と共にヒップホップカルチャーを構成している要素の一つでもあります。

音楽の歌詞を表現するジャズダンスやヒップホップダンスなどとは違い、アクロバティックな動きやポーズで魅せるダンスも特徴の一つです。

ロックダンス

ロックダンスは、1960年頃にアメリカ人のドンキャンベルという人物から発祥したダンスジャンルです。

当時流行っていたFunky Chickenというダンスを滑らかにうまく踊れなかったドンキャンベルが”突然動きを止めるダンス”を披露したところ、周りから評価されて生まれたとも言われています。日本にロックダンスが流行り始めたのは1980年代でした。

ロックダンスでは「止め(ロック)」があるのが一番の特徴です。音楽に合わせて腕を素早く動かしているところから急に止める様子が「鍵をロックする様子」に似ていることから「LOCK」と呼ばれるようになりました。

ポップダンス

ポップダンスとは、1960〜1970年代に誕生したダンスジャンルです。エレクトリック・ブガルーズというグループから発祥したのを起源に、今では多くのダンサーに親しまれています。

人気俳優の窪田正孝さんの特技でもあり、以前テレビでポップダンスを披露していたこともありました。

ポップダンスでは、”ヒット”や”ポップ”という身体のところどころの筋肉を弾くような動きが特徴です。また、身体の関節をなめらかに動かして波を打っているように見せる”ウェーブ”という動きや、ムーンウォークも取り入れることも多くあります。

なお、ポップダンスには主に2つのスタイルがあります。1つが、アニメのコマ送りのような不思議な動きが特徴の「アニメーション」というスタイル。そしてもう1つが、首・胸・腰・脚など身体の各パーツを分離させて滑らかに動かす「ブガルー」というスタイル。

2つのスタイルを組み合わせて人間離れしたムーブを生み出せるのも、ポップダンスの魅力といえるでしょう。

ソウルダンス

ソウルダンスは1950年代にディスコで流れる音楽に合わせて踊っていたパーティーダンスから生まれたとも言われています。

R&Bと呼ばれるソウルミュージックに合わせて踊るダンスで、ダイナミックな動きや繊細な動きはあまりなく、ステップを軸に自然体な感じで踊るのが特徴的です。ディスコやパーティーで踊られていた自然体なダンスがもとであることから、難しいテクニックや複雑な身体の使い方よりもその場のノリが重要です。

ソウルダンスを踊るときは、アイソレーションを駆使しシンプルな印象に魅せることでよりクールなダンスに仕上がります。

ヴォーグダンス

ヴォーグダンスは1960年代にアメリカで発祥し、同性愛者たちのクラブシーンからアメリカ中に広まったダンスジャンルです。1990年にマドンナのヒット曲「VOGUE」のMVで使われたことから世界中に認知が広がりました。

ヴォーグダンスの名前の由来は、有名ファッション雑誌「VOGUE」のモデルがしているポージングに似ていることだと言われています。その名を取って「ヴォーグダンス」と呼ばれるようになりました。

腕を大きく動かし、モデルのようなポージングをするのが特徴のダンスです。複雑な足のステップはほとんどありません。

腕を体に巻き付けたり、モデルのようにセクシーなポージングをしたり、身体のしなやかさを見せたりする独特な動きが魅力です。

レゲエダンス

レゲエダンスとは、ジャマイカで発祥した「Reggae」という音楽ジャンルに合わせて踊るダンスで、1960年頃に誕生しました。

お尻を振る・腰や胸を回す・開脚するといったセクシーな動きが特徴です。また、三点倒立などを組み込みアクロバティックな魅せ方もすることから、運動量の多いダンスとしても認知されています。

レゲエダンスには特徴的な動きがあり、その中でもよく見られる「ワイニー」という動きです。ワイングラスを揺らしているように腰を回す動きで、ワイニーを使って踊る女性に男性ダンサーが絡み”カップルダンス”として魅せるのもレゲエダンスの魅力です。

ストリートダンス以外で人気の種類

以下では、ストリートダンス以外で人気の種類を紹介します。

ジャズダンス

ジャズダンスは、1920年代のアメリカ・ニューオーリンズで黒人のダンサーたちから生まれました。アメリカのクラブやダンスホールなどで流れるジャズミュージックに合わせて踊っていたのがダンスが起源とも言われています。

ジャズダンスではバレエの要素がベースです。体幹を常に維持しながら手足を伸びやかに使い、曲に合わせて強弱を付けて踊ります。

今私たちがよく目にしているアーティスト・アイドルのダンスやテーマパークのパレードのダンスはほとんどがジャズダンスです。

ジャズダンスの中にもさまざまな種類があり、シアタージャズ・リリカルジャズ・モダンジャズなど、ダンサーや振付師の好みによって豊富な踊り方・ジャンルに分かれます。

コンテンポラリーダンス

コンテンポラリーダンスは比較的新しいジャンルのダンスです。「現代的な」という意味を持つ言葉が「コンテンポラリー」であり、20世紀に誕生した現代舞踊の一つです。

型にはまらず、自由な身体表現・感情表現で世界観を作り出すのが特徴的で、振り付けはほとんどありません。表現や技の繰り出し方も自由であり、抽象的なダンスとも言えます。

身体の動きを音にハメたり、視線や表情で空間を演出したり、手の動きでモノや感情を表現したり、ダンサー本人の感性を投影しているかのような動きがコンテンポラリーダンスの魅力です。バレエやモダンダンスなどの要素を取り入れつつ、アクロバットな動きで魅せる場面もあります。

K-POPダンス

K-POPダンスとは、K-POPアイドルやK-POPアーティストたちが踊っているダンスです。有名どころで言えば、NiziU、BLACK PINK、TWICEなどがあります。

K-POPダンスでは、複数人で踊り動きをシンクロさせるダンスが特徴的です。K-POPグループの振り付けや構成をマネして、クオリティの高いダンス完コピ動画をSNSに投稿する人も多くいます。

また、K-POPダンスではK-POPの音楽に合わせて踊ること以外とくにルールもありません。印象的でキャッチーな振り付けのものや、Girlsヒップホップのようにセクシーかつかっこいい振り付けのものなど、使う曲・ダンサーの好みによってさまざまです。

20世紀に誕生したダンスジャンルであり、近年ではダンスをしている女性に人気のジャンルの一つともなっています。

大人や女性に人気のダンスの種類

以下では、大人の習い事や女性に人気のダンスの種類を紹介します。

社交ダンス(ワルツやタンゴなど)

社交ダンスは、12世紀にヨーロッパで発祥した歴史のあるダンスの一つです。主に男女で2人以上でペアやグループになって踊り、ステップやフォームには型があります。

社交ダンスは、競技ダンスとしても有名です。男性はタキシードの様なかっちりとした衣装をまとい、女性は身体のラインが美しく見えるタイトなドレスをまとって踊ります。

なお、社交ダンスの中にもさまざまなジャンルがあります。サンバ、ワルツ、ルンバ、チャチャチャ、タンゴなど、ひとえに社交ダンスと言っても多彩な表現や踊り方のバラエティに富んでいるのが人気の理由でもあるでしょう。

また、社交ダンスは競技としてのダンスだけでなく、パーティーやクラブなど人と人との交流の場面でも踊られています。2人以上で踊るダンスのため、コミュニケーションや相手との信頼関係が重要です。

ハワイアンダンス(フラダンスやタヒチアンダンスなど)

ハワイアンダンスとはハワイの伝統的な踊りで、手足や体のしなやかで美しい動きが特徴的です。有名なもので言うとフラダンスやタヒチアンダンスが思い浮かぶでしょう。

文字という”伝える手段”が無かったハワイの人たちが、歴史を後世に残す表現手段や神様への信仰の手段として始めた踊りが起源とも言われています。

ゆったりとした平和な踊りに見えますが、その歴史を辿ると「ハワイの神話や伝説を表現し後世に残すダンス」として踊られてきたものということが分かります。そのため、ハワイアンダンスとは、古典的であり宗教的なダンスなのです。

ラテンダンス(サンバやサルサなど)

ラテンダンスは、その名の通りラテンアメリカ発祥のダンスです。人気なものにはサンバやサルサダンスがあります。現代ではメキシコ方面でよく踊られており、日本でも今人気が高まっているジャンルの一つです。

ラテンダンスは、打楽器を使って力強く演出したラテン音楽とともに、情熱的でエネルギッシュなムーブを魅せるのが特徴です。社交ダンスの種目としてもラテンダンスが取り入れられることがあります。

女性がヒールを履き、男性は胸元が広く開いた服を着てペアで踊ることが多くあるラテンダンスですが、ソロで踊るラテンダンスも人気です。

ベリーダンス

ベリーダンスとは、女神を崇拝するための儀式として古代エジプトから生まれたダンスのジャンルです。その歴史の古さから、”世界最古のダンス”とも言われています。

衣装にはコインの様な飾りが多く付けられていることが多いです。これは、アラブの人たちが財産をアクセサリーとして身にまといストリートパフォーマンスを行なって生計を立てていたことが始まりとされています。

ベリーダンスでは、腰をくねらせたり腕や手首を使って女性らしい動きを魅せたりするのが特徴です。体の各パーツを繊細に柔らかく動かすことから、初めてダンスを習う大人の女性にも人気があります。

ダンスの種類の選び方【ジャンルを決めるヒント】

コレオ

以下では、ダンスの種類・ジャンルを決める際のヒントを紹介します。

「どんなダンスを踊ろう…」「どんなダンスを習おう…」と考えている方は、参考にしてください。

好きな音楽のジャンルで選ぶ

ダンスを習い始めたい時は、好きな音楽のジャンルで選ぶのも手段の一つでしょう。

ヒップホップではビートが利いた曲や強い曲を使うことが多いですが、ジャズダンスでは緩やかで歌手の感情がこもった曲を使うことが多いなど、ダンスのジャンルごとに扱う音楽のジャンルも多種多様です。

また、ジャンルによっては歌詞のない曲を使うことが多いものもあったり、洋楽を使うことが多かったりなど、バラバラです。

そのため、ダンスのジャンル選びに迷った際には、好きな音楽のジャンルで習うダンスを決めてみるのも良いでしょう。

好きなダンサー・アーティストで選ぶ

直感的に「好きだ」と思ったダンサーやアーティストでダンスのジャンルを決めるのもおすすめです。

ダンサーやアーティストにも、それぞれ得意なジャンルや好みのジャンルがあります。すきなダンサーやアーティストがやっているダンスが何のジャンルなのかを調べてみると、自分が「好きだ」と思えるダンスに出会えるかもしれません。

ダンスをする目的で選ぶ(ダイエットなど)

ダンスを始めるとき「なぜダンスを始めようと思ったのか?」という動機や目的からジャンルを決める方法もおすすめです。

ダイエットや健康維持、立ち姿を美しくしたい、リズム感を鍛えたいなど、目的を洗い出してから合うジャンルを選んでみましょう。目的をもってダンスに取り組むことで、ゴールが見えてモチベーションを高められる要因にもなります。

ダンスの種類は幅広い!まずは興味のあるジャンルを体験してみよう

ダンスには、本記事に掲載したジャンルの他にもたくさんの種類があります。また、同じジャンルでも、ダンススクールのインストラクターや振付師によって好みや踊り方・表現の仕方はバラバラです。

まずは自分の好きなダンスのジャンルを知り、そのジャンルを教えているインストラクターの動画をSNSなどで見てみると、自分が習い始めた後のイメージがより湧くでしょう。

興味のあるダンスのジャンルやレッスンを見つけたら、一度体験に足を運んでみるのもおすすめです。

自分好みのダンスを見つけて、ダンスライフを楽しんで行きましょう。

不安定なダンサー生活に終止符を

oDoriでは、日本のダンス業界の活性化のため、若手ダンサーにフォーカスしたグループを立ち上げました。当社は98%以上のダンサーの収入が年収200万円以下という社会問題に対して、課題意識を持っており、解決したいと心から願っています。その為、バックダンサー、振付制作の案件紹介はもちろんのこと、ダンサーの特性を活かせる様々な業務のご紹介を行っております。